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新たな産地開拓への取り組みとサーモン市場の変化

弊社ではこれまで主にノルウェー産のサーモンを取り扱ってきましたが、4月から新たにCERMAQのカナダ産サーモンの取り扱いを開始しました。為替変動や養殖コストの上昇などを背景に、ノルウェー産サーモンは価格高騰や供給面で不安定な状況が続いています。そうした中で、産地開拓の一環として、安定供給や品質面を踏まえ、新たな選択肢として導入しました。

今回取り扱いを始めたカナダ産サーモンは、豊かな自然環境と冷たい海水の中で育てられており、鮮やかで深みのあるオレンジ色の身質が特徴です。また、CERMAQサーモンは脂のりが良く、脂が均一に入っているため、切り身にした際の見た目も美しく、寿司や刺身、量販店向け商品など幅広い用途で扱いやすい点も大きな魅力です。脂がしっかりありながらも、しつこさを感じにくく、食べやすい味わいであることも特徴のひとつです。

しかし、養殖コストの上昇や海水温の変化、飼料価格の高騰などにより、サーモン相場は現在も高値傾向が続いています。CERMAQサーモンの取り扱い開始も、そうした市場環境への対応の一環ではありますが、ノルウェー産・カナダ産のいずれにおいても価格高騰の影響は大きく、安定供給が難しい状況となっています。

さらにカナダでは現在、野生サーモン保護を目的とした養殖業の大きな転換が進められています。これまで主流だった海上のいけす養殖から、環境負荷を抑えた陸上養殖などへの移行方針が示されており、今後は生産体制や供給量への影響も懸念されています。設備投資や生産コストの増加も予想されており、カナダ産サーモンを取り巻く環境は今後さらに変化していく可能性があります。

また、近年は国産サーモンの存在感も年々高まっています。全国各地で養殖事業への参入が増え、現在では200を超える国産ブランドサーモンが展開されているとも言われています。国産であることによる安心感や、比較的価格を抑えやすい点は大きな強みであり、輸入サーモンにとっては大きなライバルとなっています。さらに、消費動向にも変化が見られています。物価上昇の影響により、消費者の間では「まずは主食である米を優先する」という傾向も強まっており、おかずにかけられる費用は以前より限られつつあります。また、訪日外国人観光客による寿司人気も続いている一方で、近年は別の日本食へ関心が広がっていることから、サーモン需要にも少しずつ動きが見られています。

そうした環境の中でも弊社では、時代や市場の変化に柔軟に対応しながら、お客様により良い商品を届けられるよう、幅広い産地や商品の開拓に取り組んでまいります。

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