魚群探知機を活用した藻場調査など、ブルーカーボンに関する取り組みが発表されました。
藻場の分布や成長状況の把握には、これまでドローンや衛星画像などが活用されてきましたが、今回の発表では、より安価で効率的な方法として魚群探知機の音響信号を利用する技術が提案されました。ワカメやアマモなどを対象に、海底に生息する海藻や海草のエコーを検出し、音響データから藻場の高さや面積、体積を抽出。藻場の分布マップを作製するとともに、炭素固定量の推定やJブルークレジット制度の申請へ活用できる可能性が紹介されました。
また、漁業を行いながら同時にデータを収録できる点も特徴とされており、漁業活動と環境保全を両立する技術として期待されています。魚群探知機は従来、魚群を探すための機器として利用されてきましたが、藻場の把握に活用することで、魚の生息環境や産卵場の調査にもつながる可能性があります。
藻場は稚魚の育成場や魚介類のすみかとして重要な役割を担っており、水産資源を支える存在の一つです。藻場の減少は漁獲量にも影響を与えるとされていることから、今回の技術は環境保全と水産業の持続的な発展にもつながる取り組みとして関心が高まっています。
このような取り組みが広がることで、魚群探知機は海洋環境調査などの新たな分野への活用が進みつつあります。藻場の保全と水産資源を支える技術として、今後の実用化が期待されます。
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