広島県のカキ種天然採苗では、7月前半にヤマ場が訪れ、多くの生産者が種を確保したとみられます。2017年の大不漁以降は、カキ種の安定確保が毎年続いています。水産振興センターの調査によると、タネ漁場となる大黒神島周辺海域で付着のヤマが6日間にわたり継続しました。ピーク時にはホタテの殻1枚当たり380個のカキ種が付着しました。
今年は梅雨明けが例年より早く、最初のヤマ場到来が前年に比べ2~3週間ほど早まっています。さらに、別の日にもまとまった数の幼生が確認されており、今後も採苗機会が出現する可能性が高いと見られています。
多くの生産者が十分な種を確保し、追加の採苗にも期待がかかるなど、今年は豊かなカキ養殖シーズンに繋がりそうです。
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