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鮮度保持技術の進化~水産用バリア包材で広がる可能性~

品質保持に優れた水産向けバリア包材の提案が注目されています。実際に消費期限の延長が可能なのか、従来の包材とバリア包材を使用したマグロによる検証が行われました。保存期間4日目には差はありませんでしたが、7日目になると生食可能かを表す数値に5%の差が生まれました。10日目にはどちらも生食不可の数字になりましたが、検証の結果7日も延びる事がわかりました。すでに、この包材はマダイフィーレなどで使用されつつあります。マダイフィーレの消費期限は通常4日程に設定しているため、船便で海外に出荷すると、販売期間が短くなり買い手が付きにくい課題を抱えていました。しかし消費期限が延びる事で販売期間が長くなり、市場価格の向上にも繋がります。他の水産物や長距離輸送時での検証を続け水産業界の未来に期待が高まります。様々な分野による最新技術の交わりに目が離せません。

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