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飼料添加型ウミシラミ対策による持続可能なサーモン養殖への一歩

アトランティックサーモン養殖において長年の課題であるウミシラミ対策として新しい飼料添加型の対策法が開発されました。ウミシラミに対する年間コストは40億円を超え、さらにこれまで使われてきた薬剤に対する耐性も高まってきており、課題となっていました。そこで、従来とは異なる飼料添加型でのウミシラミ対策を行い、ウミシラミだけでなく疫病やへい死削減、持続可能な養殖へと繋げます。飼料添加型では給餌や成長を妨げる事がなく、現在の養殖事業に簡単に導入できるなどメリットが多く、魚のストレス削減や、介入の必要性が減る事から人手や設備のコスト削減も可能です。水揚げした魚の品質向上に繋がり、養殖魚の価格にも反映されると思われます。ウミシラミはアトランティックサーモンの他にも天然サケ・マス類にも大きな脅威のため効果のある解決法が必要とされてきました。

魚や環境への負荷を減らした持続可能な養殖実現に向け、今後のサーモン業界の発展が期待されています。

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