愛知県に本社を構える企業が、陸上養殖によるトラウトサーモンの事業化2期目の計画を発表しました。水槽を5基から7基に増設し、2期目では前期の約2倍となる40~60トンの出荷を計画されています。
同事業では、都市ガスの原料となる液化天然ガスの製造過程で発生する冷たい海水を活用し、既存の取水・排水設備を生かした「かけ流し式」の陸上養殖を実施。冷水魚であるサーモンの夏場供給を可能とするため、昨年夏に冷凍機4基を導入し、越夏を想定した実証試験を行い、30度前後の海水を成育に適した20度以下に冷却し、一部の育成期間を延長して、9月から10月にかけて約1トンを出荷。
この試験で一定の成果を得たことから、2期目も今年8月から10月にかけ、成育状況を見極めながら約1トンの小規模出荷が予定されています。1期目の商品は地元消費を中心に展開され、身質がさっぱりとして食べやすい点が評価されました。今後は実績を積み重ねながら、生サーモンの安定供給を図り、中長期的には夏場出荷を拡大する方針です。
陸上養殖による年間を通じた安定供給により、サーモン市場の活性化につながることが期待されます。
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