ブログ

値上げが続く中で見えた、2026年恵方巻商戦

2026年節分シーズンの恵方巻きの販売価格が調査されました。一般的な五目・七目恵方巻きの平均価格は1,173円となり、原材料高を背景に前年より11.7%上昇しました。2年連続で10%超の値上げとなり、定番商品における価格上昇の流れが鮮明に表れました。定番品ほど原材料費の影響を受けやすく、価格転嫁が避けられない状況となりました。一方、海鮮恵方巻きの平均価格は1,875円で、前年比0.3%の上昇にとどまり、値上げ幅は過去4年で最小となりました。もともと高価格帯であることから、これ以上の値上げが購買のハードルを高めるとの判断が働き、手に取りやすさを重視した価格設定が目立ちました。価格の上昇幅を抑えることで、品質面での付加価値を訴求する動きもみられます。

原材料費は全体的に上昇傾向が続いており、今シーズンは米が前年比30%高、ノリも10%以上上昇したほか、卵は10%、水産物ではイクラが28%高、エビ類も10%高と高騰が相次ぎました。こうした状況を受け、各社は恵方巻き商戦においてラインアップの縮小・整理を進めるとともに、従来の1本サイズからハーフサイズへの切り替えや、米国産カルローズ米の使用など原材料の見直しで価格上昇を抑える工夫が行われました。売り場では、事前予約を軸に数量を絞った展開を強め、廃棄ロスを抑える取り組みも行われました。

恵方巻商戦は正月のおせち商戦の流れを引き継ぎ、高価格帯と低価格帯の二極化がさらに進みました。一方で、高価格帯品の大幅な値上げにはブレーキがかかり、結果として上質な恵方巻は価格と品質のバランスが取りやすく、手に取りやすさが際立つシーズンとなりました。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP