ブログ

二毛作養殖でいけすフル稼働、持続可能な養殖経営へ

養殖トラフグ生産者を対象に、サクラマス種苗の供給拡大に向けたPRが行われました。トラフグの端境期にサクラマスを養殖する「二毛作養殖」を導入することで、いけすの稼働率向上と養殖経営の安定化を図る取り組みです。

トラフグは、最需要期となる年末に出荷量がピークを迎える一方、次回の稚魚池入れ時期までの翌年6月から8月にかけては端境期となります。この期間はいけすが十分に活用されず、収益面での課題となっていました。そこで、トラフグの端境期にサクラマスを二毛作で養殖し、通年での生産・出荷体制の構築が提案されています。

トラフグとサクラマスを組み合わせた二毛作養殖により、いけすのフル稼働が可能となり、設備投資の回収効率向上や収益の平準化が見込まれます。生産者からは「養殖経営の可能性がさらに広がる」「リスクの分散につながる」といった期待の声が上がっています。

サクラマスは水温20度前後でも安定的な養殖生産が可能とされており、近年課題となっている気候変動による海水温上昇にも対応しやすい魚種です。高水温耐性を備えた種苗を活用することで、環境変化に左右されにくい生産体制の構築が可能となり、国産サーモンの生産拡大への貢献が見込まれています。

端境期を有効活用する二毛作養殖は、養殖経営の安定と収益向上を後押しする取り組みとして今後の展開が注目されます。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP