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トランプ関税

トランプ米政権の発足から約三か月が経ち、相次ぐ高関税政策で世界を翻弄し続けていますね。各国は、関税率引き下げ、減免措置を求めて米国との交渉を本格化させています。一方で貿易相手の多角化を進める「米国離れ」の動きも出始めているようです。例えば、メキシコはEUとの自由貿易協定の改定で合意、カナダはトランプ氏との関係修復を図る一方、「安全保障協力に基づく古い関係は終わった」と宣言、そして中国は米国の友好国との関係強化に動いていると見られます。またアメリカは非常に重要な国ですが、世界貿易に占める割合は15%弱だという見方もあり、アメリカ抜きの自由貿易体制を目指す動きも活発化しています。トランプ氏は輸入コストを高め、直接投資を呼び込む動きをしていますが、強権的な手法は、アメリカの孤立を招くかもしれません。
二度目のトランプ政権や新しい貿易体制が、日本を含めた様々な国にどのように影響してくるのか注目していきたいです。

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