ホタテ貝殻を資源に 海と地域をつなぐ循環型ビジネスモデル
水産業の現場で出る大量のホタテ殻を、資源として再び活かす取り組みが進んでいます。この取り組みは、環境への負担を減らしながら、地域の新しい産業や雇用を生み出す「循環型ブルーカーボンビジネスモデル」の構築を目指すものです。水産加工工場から排出されたホタテ貝殻を効率よく集め、独自の技術でパウダー
水産業の現場で出る大量のホタテ殻を、資源として再び活かす取り組みが進んでいます。この取り組みは、環境への負担を減らしながら、地域の新しい産業や雇用を生み出す「循環型ブルーカーボンビジネスモデル」の構築を目指すものです。水産加工工場から排出されたホタテ貝殻を効率よく集め、独自の技術でパウダー
大阪市内にて西日本地区塩干魚部業務部会が開かれ、カズノコや棒ダラをはじめとする年末商材の生産・販売動向について情報交換が行われました。カズノコは近年豊漁が続いていましたが、今年は北海道での水揚げが前年比52%減となり、年末にかけて品薄が懸念されています。棒ダラは北海道各地での水揚げ減により
養殖ホタテについて、技術センター水産総合研究所は、生産者に対し養殖施設を下層に沈めたまま動かさないよう呼びかけています。例年に比べて水温が高く、体力を消耗した状態で動かすと、へい死や異常貝の発生率を高める恐れがあるため注意が必要です。また、玉付けや掃除、へい死確認なども行わないよう注意を促していま
養殖業の倒産・廃業が過去10年で最多ペースとなっていることが分かりました。2024年度には、倒産は7件、休廃業は20件発生し、業績が悪化した企業のうち約6割を養殖業が占める結果となりました。新型コロナによる飲食店向け需要の急減による収益悪化に加え、円安による飼料価格の高騰や、海水温の上昇による稚魚
半年にわたって開催された大阪・関西万博が、多くの来場者に見送られながら幕を下ろしました。今回の万博で、北欧5ヵ国による水産物PRイベントが開催されました。各国の政府関係者や食品企業が参加し、食産業や独自の取り組みを紹介するセミナーのほか、現地の有名シェフによる特別ランチの提供もされました。
今シーズンのサンマ漁では、大型サイズの水揚げが増えています。不漁が続く近年は、獲れても痩せた細身が中心でしたが、かつて多く見られた大ぶりのサンマの再来に、水産関係者からは喜びの声が上がっています。今年は大型船が例年より10日早く出漁し、小型ばかり獲れる例年と比べて身の大きいサンマが水揚げさ
広島県のカキ種天然採苗では、7月前半にヤマ場が訪れ、多くの生産者が種を確保したとみられます。2017年の大不漁以降は、カキ種の安定確保が毎年続いています。水産振興センターの調査によると、タネ漁場となる大黒神島周辺海域で付着のヤマが6日間にわたり継続しました。ピーク時にはホタテの殻1枚当たり380個
静岡市で開かれた海洋産業関連の展示会で、冷凍ビンナガの脂のりを超音波AIで解析する自動検査装置が公開されました。この技術は、ビンナガで世界初となる非破壊での脂質選別を可能にしたものです。従来の尾切りによる選別と比べ、検査時間を最大80%短縮できるうえ、化学分析の結果から精度がより高い事も確
高速道路の地下や中央分離帯に専用レーンを整備し、自動カートで荷物を運ぶ「自動物流道路」について実証実験を行うことを、国土交通省が発表されました。2030年代半ばには、東京~大阪間の一部区間での導入を目指します。トラック運転手の不足が深刻となる中、2030年には約9.4億トン分の輸送力が不足
カキ養殖のいかだを海面に浮かべるために使用される発泡スチロール製フロートの開発が進んでいます。カキ養殖ではフロート流出や破片が大量に海上へ散乱するゴミ問題が背景にありました。新開発したフロートは、従来のものより発泡倍率を調整し、圧縮強度を1.2倍に向上させました。加えてフロートを守る強化カバーは従